おそらく戦前の国産16mmカメラ兼映写機です。
フィルムは両目の50ft巻きを使用。
調べてみましたが製造メーカー等は不明です。
ケースの鍵部分にはY.Y.S.&Co.とあります。
映写は、ボディ側面に専用ランプハウスを取り付けて手動クランクで行った様ですがいずれも欠品です。

以下、全体に経年の痛みや汚れ有り。
ゼンマイは割と元気。シャッターレバーに0 I Ⅱ とあるが、要は16コマとランロック。
見にくいフィルムカウンターは一応動いているがズレている。
レンズはANASTIGMAT A1 25mm 1:3.2で、固定焦点だが左に捻るとボディから外せる(独自マウント)。チリや曇りが見られ、絞り羽根の形もいびつになる。
フィルム室の蓋のロックの掛かりが怪しい。
KODAKの空スプールと撮影済フィルムの巻かれた六櫻社のリールが付属。このカメラ兼映写機で懐中電灯とゼンマイ駆動によって何とか映写してみたところ、瓦屋根・電線・樹木・飛ぶ鳥が写っていた。
ケースの紐が切れている。鍵穴の台座？部分を右にスライドさせると、ボン！とロック解除される。

ざっとこんな感じです。コレクションに如何でしょうか。ジャンク扱い、ノークレーム・ノーリターンで願います。
カメラ兼映写機の本体とケース、スプールとリール各1本をお届けします。
発送はヤマト運輸を予定しております。（2021年 12月 24日 11時 12分 追加）一応、映写操作の補足です。
ゼンマイを緩めてシャッターをランロックにする。フィルム室内のシャッター軸カバーを外す(画像7)。この
縮緬塗装が一部ポロポロと剥がれ始めています(画像2 レンズの右部分など)。